米ウェストバージニア州のジム・ジャスティス知事(70)は新型コロナウイルスの検査で陽性となり、体調が「極めて悪い」ことを明らかにした。ジャスティス氏は隔離措置を取り、11日の夜からモノクローナル抗体治療を受けていると同氏の事務所が発表した。ワクチン接種は済ませており、追加接種(ブースター接種)も受けていた。同氏は共和党の所属。ジャスティス氏は発表文で「現時点で体調は極めて悪い」と述べた。「(11日の)朝に鼻づまりと咳(せき)で目を覚ました。しばらくして、頭痛と発熱が始まった」11日の午後遅くまでに症状は悪化し、高熱のほか、血圧や心拍数の上昇がみられたという。コロナワクチンを巡っては、ジャスティス氏は州の住民に接種を促し、誤情報を広める人々を批判してきた。先週にはジョー・バイデン大統領に書簡を送り、一部の住民が4回目のワクチン接種を受けられるよう、米疾病対策センター(CDC)などの機関に指示を出すよう要請した。