企業向けソフトウエアメーカーの米ジャストワークスは12日、翌日に予定していたナスダックでの新規株式公開(IPO)を延期した。現在の市場環境を理由に延期を決めたと電子メールで述べた。同社は13日にティッカーシンボル「JW」でナスダックに上場する予定だった。先週には仮条件を29~32ドルとすると明らかにしていた。これに基づくとIPO規模は最大2億2400万ドル(約257億円)になるはずだった。仮条件の上限なら時価総額は約20億ドルとなる。ジャストワークスは中小企業向けに、給与・福利厚生・人材・コンプライアンス(法令順守)支援のプラットフォームを提供している。証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、顧客企業は全米で8000社余り。