マイメロママに異議を唱えるのは男性であってもいい

 ちなみに、ツイッターを見る限り、マイメロママについて苦言を呈しているのは女性が多い。そして、その女性たちのコメントに反論するように、ITS‘DEMOの公式アカウントに「気にせず販売を続けて」「フェミニストの妨害に負けず頑張って」といったコメントをつけているのは、男性らしきアカウントである。

 しかし今回指摘されているのは、男女どちらに対しても決めつけがあるセリフである。

 ネット上の一部では、女性が自分より年収の高い結婚相手を探す傾向を「女性の上昇婚志向が弱者男性(年収が低い男性や非モテ男性など)を苦しめている」というような怨嗟(えんさ)の声がある。そのような主張をするのであれば「一度や二度の失敗でくよくよするような男をつかんだら一生の不覚よ」というマイメロママのセリフに対して異議を唱えるのは「弱者男性」であってもいいはずだ。……共闘できるのでは?

 ツイッター上の議論はいつも深まらず、表面上の「男VS.女」で終わっていく。今年はもう少し進歩があるだろうか。