インドでは今週、ヒンズー教の祭典で多数の巡礼者が一堂に集まる見通しだ。公衆衛生の専門家からは、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の集団感染を引き起こすとして懸念する声が上がっている。インドでは目下、コロナの感染者が全国的に急増している。西ベンガル州の当局者は、16日まで続く年次祭典「ガンガサガールメーラ」に推定で最大100万人が集まり、ガンジス川で沐浴(もくよく)すると予想している。地元当局者は、ワクチン接種の完了か、直近の陰性証明の提示を義務づけると話している。巡礼者がガンジス川に入らないよう、川の聖水をドローン(小型無人機)で上空からまくことも計画している。西ベンガル州政府の主催責任者が明らかにした。だが、それでも巡礼者が沐浴をやめることはないだろうとして、「これを阻止する手だてはない」と話す。
インドで再びコロナ集団感染の懸念、ヒンズー教祭典で
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