【ニューデリー】インドでは今週、ヒンズー教の祭典で多数の巡礼者が一堂に集まる見通しだ。公衆衛生の専門家からは、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の集団感染を引き起こすとして懸念する声が上がっている。  インドでは目下、コロナの感染者が全国的に急増している。西ベンガル州の当局者は、16日まで続く年次祭典「ガンガサガールメーラ」に推定で最大100万人が集まり、ガンジス川で沐浴(もくよく)すると予想している。  地元当局者は、ワクチン接種の完了か、直近の陰性証明の提示を義務づけると話している。