米国株にとって2022年は波乱の幕開けとなった。水面下では、市場は見た目以上に不安定になっている。時価総額が100億ドルを超す米国の上場企業のうち、220銘柄以上が高値から少なくとも20%下落している。安値から持ち直している銘柄もあるが、多くの企業は依然として弱気相場の水準から抜け出せずにいる。その中には、ウォルト・ディズニー、ネットフリックス、セールスフォース、ツイッターといった大手企業も含まれている。ハイテク企業の比率が高いナスダック市場はとりわけ激しい値動きが目立つ。サンダイアル・キャピタル・リサーチのジェイソン・ゴープファート氏によると、ナスダック総合株価指数構成銘柄の約39%が高値から半値以下に落ち込んだ。ナスダック指数全体では高値から約7%下落している。ゴープファート氏によると、ナスダック指数が高値近い水準にある中でこれほど多くの銘柄がこれほど急激な下げを演じたのは、ドットコムバブルだった1999年以来、経験したことがないという。
米国株波乱の幕開け、半値銘柄続々と
220社以上が高値から20%以上下落
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