米ウィスコンシン州ミルウォーキー市では、広範な治安悪化が進む中、過去2年間で乗用車の盗難が3倍に増えた。しかし、民主党の市議会議員らは、窃盗犯の追跡よりも、起亜自動車と現代自動車の訴追を強く望んでいる。これら政治家は、メーカーがあまりにも盗みやすい車を製造していることを問題視しているのだ。ミルウォーキーでは昨年、1万台以上の乗用車の盗難が報告された。これら事件での逮捕者の約半数は、16歳かそれ以上の若者だった。彼らの多くは、自分たちのジョイライド(盗んだ車での暴走)の様子をソーシャルメディアに投稿していた。10代の若者たちは、公立学校が閉鎖されると、あまりまっとうでない仕事を見つける。しかし昨年12月に退任した前市長のトム・バレット氏によれば、彼らのうち起訴されるのは、わずか2%程度だという。