現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
「会社の金」ならアリだけど……
世の中には、お金で人間関係をつなぎ止める方法があります。
お中元やお歳暮を贈ったり、会うたびに手土産を用意したりする文化があります。
それらは、会社の経費を使ってやるのであれば、別にいいと思います。だって、仕事のつながりは、すなわちお金のつながりですから。その会社を辞めたら、取引先とかお客さんと二度と関わりを持たなくなりますよね。
ただ、中には、身銭を切ってでも、お金でつながりを作ろうとする人がいます。その習慣について見ていきましょう。
お金で解決しない方法
先に結論を書いてしまうと、金で切れるような縁なら、さっさと切っちゃったほうがいい。
学生時代に、「お金を出してくれるから遊んでいる」という友達がいましたかね? たぶんいたかもしれませんが、それって厳密には友達ではないと思うんですよね。
だったら、最初からお金のことが絡まないように付き合うべきです。関係を続けるには「面白い話をする」とか「相談に乗る」とか、お金で解決しない方法を考えるべきですよね。
プレゼントはどんどんエスカレートする
それに、贈り物とかプレゼントって、収入に応じてレベルも上がっていってしまうんですよね。
年収500万円のときは1万円くらいの予算だったのが、年収1000万円になると2万円とかそれ以上の予算に上がったりするんです。そうしないと、ヘタに安いものをプレゼントしたら「こんな安いものをくれる人なのか」と、逆効果になりますからね。
ということで、お金を出し続けないと維持できない関係は、はじめから捨てるべきです。あるいは、会社の仕事として割り切ってやるべきです。身銭を切る方法しかできなくなると、他のスキルも磨かれませんからね。もっと他に頑張ることがある、という話でした。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、40万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。