米メタ(旧フェイスブック)は24日、自社の研究チームが新しい人工知能(AI)スーパーコンピューターを構築したと明らかにした。間もなく世界最速のスパコンになるとしている。このスパコン「AIリサーチ・スーパークラスター」は2年近く取り組んだ成果で、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、リモートでの作業が多かった。開発はメタのAIチームとインフラチームが率いた。提携している半導体大手エヌビディア、AIや高性能コンピューティング(HPC)などを手掛けるペンギン・コンピューティング、企業向けストレージサービスを手掛けるピュア・ストレージの研究者を含め数百人がこのプロジェクトに関わったという。メタによると同社の研究チームは現在、このスパコンを用いて自然言語処理(NLP)やコンピュータービジョン(CV、コンピューターによる視覚の実現)のAIモデルに学習させているところ。