韓国のLGエナジーソリューションは、世界の電気自動車(EV)用バッテリー市場を制覇するための大胆な計画を持っている。それは、中国企業ではないと強調することだ。世界2位のEVバッテリーメーカーであるLGエナジーは新規株式公開(IPO)に当たり、欧州における市場支配力と米国での積極的な投資を投資家に売り込んでいる。同社は韓国で過去最大規模となるIPOで110億ドル(約1兆2600億円)近くを調達し、世界各地に新たなEVバッテリー工場を建設する軍資金を拡充することになる。LGエナジーが掲げる成長計画の柱となるのは、業界トップの中国企業、寧徳時代新能源科技(CATL)に対抗することだ。CATLは中国を主力市場としている。
「中国企業じゃない」が売り、EV電池のLGエナジー
欧州市場の圧倒的シェアや米国への積極投資をアピール
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