――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  電気自動車(EV)メーカーの米テスラは、中国の後押しを受け、異例なほど大きな利益を上げる自動車メーカーとなった。だがそれによって、同社が1兆ドル(約114兆6500億円)近い時価総額に値するテック企業となっているかは定かではない。  EVの先駆者であるテスラはこの2年で上海工場での生産を強化し、これまでの赤字を全て相殺するだけの利益を上げてきた。同社は26日、2021年10-12月期(第4四半期)の営業利益率が14.7%だったと明らかにした。この業界では1桁台が普通とされている。