米アップルが27日発表した10-12月期(第1四半期)決算は、供給不足が販売の足かせとなる中でも利益と売上高が過去最高を記録した。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は供給制約が改善していると述べている。10-12月期の総売上高は11%増の1239億ドルで、アナリスト予想の1190億ドルを上回り、過去最高を塗り替えた。パソコン「Mac(マック)」の売上高は予想を上回る25%増だった。一方、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」の売上高は14%減と、市場予想の2.89%減より大幅な落ち込みとなった。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売上高は9%増の716億ドルと、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の平均3%増を上回った。アナリストは2022年9月期通期のiPhone売上高が前年比1%未満の伸びにとどまると予想している。前年通期は39%の大幅増収を記録し、同社始まって以来の好調な年となっていた。
アップルの10-12月期、利益・売上高ともに過去最高
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