ドナル・トランプ米前大統領は29日、自身が2024年の大統領選に出馬し再選した場合、昨年1月6日に起きた連邦議会議事堂乱入事件との関連で有罪判決を受けた人たちへの恩赦を検討すると述べた。この発言には、一部の共和党中道派議員から反発の声が上がる一方、少なくとも1人の共和党議員が支持を表明した。トランプ氏はテキサス州で開かれた集会で「出馬して当選すれば、1月6日の件に関係した人たちを公平に扱う」と発言。その上で「恩赦が必要なら、彼らに恩赦を与える、なぜならば、彼らはあまりにも不公平に扱われているからだ」と述べた。米ABCの「ディス・ウィーク」に30日出演したスーザン・コリンズ上院議員(共和、メーン州)は「トランプ氏は恩赦を与えると約束すべきではなかったと思う」と述べ、「司法手続きを見守るべきだ」と指摘した。
トランプ氏、議会議事堂乱入者の恩赦を検討 自身再選なら
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