『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、3月から逆転できる就活生の特徴について著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

内定がない…3月から逆転できる就活生の特徴Photo: Adobe Stock

3月からの就活は本当に遅いのか

3月に入り、周りが内定を取り始めると、まだ内定を持っていない就活生のなかには「出遅れたのでは」と感じる人もいるのではないでしょうか。

実は、この時期からの就活が手遅れかというと、そんなことはありません。

たしかにインターン経由で早く内定が出るケースは増えています。ただ、本選考の多くはこれから本格的に動きます。つまり、チャンス自体がなくなるわけではありません。

一方で、早く動いていた人と同じやり方をしていては差は縮まりにくいです。ここで必要なのは、「遅れを取り戻そう」と焦ることではなく、「今の状況に合った動き方に変えること」です。

出遅れた人がやりがちな間違い

ここからが本題ですが、3月以降に苦戦する人には共通点があります。努力量ではなく、方向が少しズレていることが多いです。

まず多いのが、エントリー数を一気に増やすパターンです。数を出せばどこか受かると思いがちですが、準備が浅いままでは通過率は上がりません。むしろ不合格が続き、流れを崩してしまいます。

それから、自己分析や業界研究に時間を使いすぎるケースもあります。ここで詰まる人、かなり多いです。もちろん必要ですが、この時期はすでに選考が進んでいます。インプットだけでは評価は変わりません。

さらに、情報収集で止まってしまう人もいます。SNSや口コミを見て理解したつもりになり、実際の選考経験が積めていない状態です。

これらに共通しているのは、準備が整ってから動こうとしていることです。

ただ、就活は逆で、動きながら整えていくものです。ここで切り替えられるかどうかが、結果に直結してきます。

今から逆転できる人の特徴

では、3月以降でもしっかり結果を出す人は何が違うのでしょうか。

まず、企業目線で考えていることです。自分が頑張ってきたことを伝えるだけでなく、「この人を採用すると何が得られるのか」という視点で話せている人は評価されやすいです。ここはシンプルですが、差がつきやすいポイントです。

次に、面接の場数を優先していることです。準備を完璧にしてから受けるのではなく、まず受けて改善していく。この動きができる人は、短期間で一気に精度が上がります。

そして、完璧主義を手放していることです。「まだ足りないから出さない」と止まるのではなく、「まず出してみる」「まず受けてみる」と行動できる人は、結果的に通過率が上がっていきます。

就活は早く始めた人がそのまま有利になるゲームではありません。最終的には、「企業が見ているポイントにどれだけ合っているか」で決まります。この構造に気づけるかどうかが、大きな分かれ目になります。

「遅れたかどうか」ではなく、「今の自分の動き方は合っているか」を一度見直してみてください。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです