株取引アプリを手掛ける米新興企業ロビンフッド・マーケッツの業績は現在、一定の安定感を見せている。ただ、市場がそれを信用するかどうかは別問題だ。1年前にミーム(はやりネタ)株がけん引した一連の出来事は、ロビンフッドだけでなく市場全般に乱高下を招いた。しかしそれ以降、一部の指標では、ロビンフッドの業績は比較的安定しており、株式およびオプション取引ベースの収入は現在、3四半期連続でほぼ変わらずの水準となっている。株取引関連収入は約5000万ドル(約57億7000万円)、オプション取引関連は1億6000万ドル超だ。暗号資産取引の関連収入は、第3四半期は急激に落ち込んだものの、第4四半期は4800万ドルと小幅減にとどまり、ユーザー1人当たり平均では、前四半期を1ドル下回る64ドルとなった。