ロシアによるウクライナ侵攻を阻止し、平和的に危機を脱する策を見いだすため、欧米の首脳や外相が相次いでウクライナの首都キエフを訪問する予定だ。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が10万人以上のロシア軍をウクライナ近辺に展開し、これに対して米政府は侵攻が迫っている可能性があるとの見解を述べる中、首脳らのキエフ訪問は、一部の国によるウクライナへの武器供与と合わせ、ウクライナとの連帯をアピールしようとするものだ。ロシア政府は軍事的衝突を望んではいないとしながらも、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟は受け入れられないと述べている。ウクライナを今週訪問するのは英国、オランダ、ポーランドの首相とトルコの大統領。またドイツとフランスからは来週にかけて外相が同国を訪れる。中でもフランスとドイツはプーチン氏の顔を立てながらも緊迫した情勢を緩和できるよう交渉を求めている。
NATO首脳ら相次ぎウクライナ訪問へ ロシア軍備増強続く中
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