失敗するのが怖い理由とは?

見たこともない、経験したこともない時代へと飛び込むことを、不安に感じる人もいるでしょう。

でも、怖いと思う理由はなんでしょうか。

「失敗」することが怖いのだとしたら、こう考えてみるといいかもしれません。

そもそも人生における失敗など存在しない。

成功さえも確定しない。

瞬間的にうまくいくことや、つまずくことはあるけれど、人生の長い時間をトータルで眺めれば、わずかな誤差でしかない。

よかったり、悪かったり、その繰り返し。

だから、僕はいつも言うんです。

「“死ぬ十秒前”に穏やかに笑うことができれば御の字だよね」と。

実際、派手な失敗をしたにもかかわらず、なんだか楽しそうに生きている人はたくさんいるではありませんか。

間違いや、つまずきもなんでもありだと、どっしりと構えてみる。

そして、今起きている大転換の流れに乗って、新しい生き方に挑んでみる。

誰もが生き方を変えられるチャンスの上に立っているのです。

(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)