【キエフ(ウクライナ)】ウクライナ国境沿いに集結したロシア軍部隊の脅威がどの程度差し迫っているかを巡り、米国とウクライナの間で温度差が鮮明になっている。西側諸国からウクライナに軍装備品が届けられる中でも両国の溝は埋まっていない。  ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と安全保障担当の上級アドバイザーらは、最大の脅威はロシアによる全面侵攻ではなく、ウクライナの不安定化を狙った試みだと主張。国民の恐怖心を高め、経済に支障を生じさせることは避けたいとの考えだ。