美術コレクターや暗号資産投資家は昨年、デジタルアートを買いまくった。フロリダ州キービスケーンのコレクター、デジレ・カゾニさんは新しく購入した作品を全て壁に掛ける方法を見つけようとがんばっている。カゾニさんと、夫で投資家のパブロ・ロドリゲス=フレイルさんは500を超えるデジタルアートを所有している。スマートフォンやノートパソコンで作品を見るのに飽きた2人はまず家にあるテレビを入れ替えたが、テレビで作品を鑑賞するには、作品のファイルを小型メモリーにダウンロードして、テレビに差し込まなければならない。次にデジタルフォトフレームを試したが、画像サイズの変更やトリミングができないモデルもあった。「大きな黒いスクリーンをそこら中に置いて、(家電量販店の)ベスト・バイに住んでいるかのようにはしたくない」とカゾニさんは話す。
「壁に掛けたい」 NFTアート鑑賞はアナログで
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