バイデン米政権は、イランと核合意で再度合意した場合でも、同国は核兵器製造に必要な量の核燃料を1年よりかなり短い期間で準備できると見込んでいる。事情に詳しい関係者らが明らかにした。これは2015年合意で柱となっていた時間枠より短い。政権当局者らは昨年末、イランの核開発プログラムがすでに大きく進展しているため、15年の核合意に含まれるブレークアウト期間(核爆弾1個を製造する期間)を再び設けることはできないと判断したという。一方でこうした変化がみられる中でも、米政府は協議を継続している。当局者らは、米国とその同盟国がイランによる核開発に対応するための時間を十分に確保するには、近いうちに合意を結ぶ必要があるとしている。
イラン核合意の再建、主要ゴール維持できず=米政府
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