中国江蘇省除州市の当局は、8人の子をもつ母親が小屋の中で鎖につながれている様子をとらえた動画について、この女性は南部の村出身であることが分かったと明らかにした。扉のない小屋の中で首を鎖でつながれた女性の動画は中国のソーシャルメディアで拡散し、女性の身元について調べ、「買われた妻」と呼ばれる人身売買の犠牲者かどうか確かめるよう当局に求める声が高まっていた。市当局は7日遅くに声明を発表し、市と女性の住む同市の豊県が共同で調査を行ったところ、女性は遠く離れた雲南省から江蘇省にやってきたことが分かったと明らかにした。また、女性は1996年に連れ去られてから音信不通だったとする親戚の話も明らかにした。豊県当局者は女性の動画が拡散した直後の1月28日、女性はドンという名字の男性と正式な婚姻関係にあり、精神疾患を抱え、暴力的になることもあるため家族とは別に暮らしていると説明。それから2日後、県政府は、女性が1998年6月に食べ物をあさっていたところをドンさんの父親に保護されたと発表した。2カ月後、ドンさんと女性の結婚証明書が発行されたという。
鎖でつながれた中国人女性、当局が身元突き止め
3200キロ離れた雲南省から来た経緯にSNS上では疑問も
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