中国企業が投資する米カリフォルニア州の新興航空機メーカーをめぐり、米当局が国家安全保障上の調査を進めるさなかに、米中の株主が互いに激しい論戦を始めた。これは、機密情報を含むプロセスが進行する中でリスクの高い戦術だ。調査対象となったアイコン・エアクラフトは、翼が折りたためる水陸両用の小型飛行機を製造し、レクリエーション用に販売している。米国側の株主グループは、アイコンの筆頭株主である中国の投資家と対立し、彼らが中国に不適切な技術移転を行っていると主張する。一方、中国の投資家は裁判資料の中で、通常の技術ライセンス契約を求めているだけだと反論。不適切な取引があったかどうかについては、アイコンも中国の投資家も否定している。
米中株主が異例の火花、航空機の技術移転疑惑で
新興航空機メーカー、アイコン・エアクラフトの技術移転めぐりリスクの高い対立がぼっ発
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