ホワイトハウスはウクライナがロシアに侵攻される場合に備え、米国人の退避計画を承認した。国防総省はウクライナが侵攻された場合に多数の米国人が避難するとみて、ポーランドに配備した米軍による支援計画をまとめた。バイデン政権は昨年のアフガニスタン撤退時のような混乱を避けたい意向だ。複数の米当局者によると、ポーランドに配置されている空輸部隊の一部は、米国人の到着に備えて間もなく同国内のウクライナ国境付近に検問所やテントなどの設営を開始する。この部隊はウクライナ入国を許可されておらず、同国内からの米国人の退避・空輸作戦は実施しないが、ウクライナからポーランドに到着する米国人の退避計画を調整し、後方支援を提供する。ウクライナからポーランドへは米軍の支援がなく、人々は陸路で入国するとみられる。