米国の消費者物価指数(CPI)は先月、モノのコスト上昇によって、前年同月比で7.5%上昇した。人々はインフレを心配しているかもしれないが、それは懸念すべき一番大きなことではないかもしれない。米労働省が10日発表したインフレ指標は、予想以上の過熱を示した。エコノミストは1月の総合インフレ率について、12月から0.4%上昇し、前年同月比7.2%上昇になると予想していた。実際には、前月比で0.6%、前年同月比では7.5%それぞれ上昇した。予想ではさらに、インフレの傾向をよりよく把握するために食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.4%上昇、前年同月比で5.9%上昇になると考えていた。ところが、コアCPIは12月から0.6%上昇し、前年同月比では6%上昇した。
米インフレ高進、FRB政策に影響する兆し
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