深刻な半導体不足の影響は不均一で、似た業界の企業でさえ、その影響は同等ではない。パーソナルエレクトロニクスや家電製品では、アップル、ソノス、ゴープロなどの企業が比較的好調な決算を発表している。3社はいずれも10-12月期の売上高が市場予想を上回った。アップルとソノスは、必要部品の供給不足がなければ売上高はさらに伸びただろうと述べている。それぞれの決算発表後、3社の株価はいずれも上昇した。ソノス株は10日の取引で4%高となった。アイロボットはそれほど幸運ではなかった。ロボット掃除機「ルンバ」のメーカーである同社は、10-12月期の売上高が前年同期比16%減の4億5540万ドルになったと発表した。これはアナリスト予想を3%下回る。ホリデーシーズンを含む重要な四半期に同社の売上高が減少したのはここ10年で初めてだ。アイロボットは、欠品や出荷の遅れにより、3500万ドル超相当の注文に応じられなかったと説明した。