【東京】林芳正外相はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ロシアがウクライナに侵攻した場合、民主主義国家は近隣国への影響力行使を狙う中国などの国々を勢いづかせることのないよう、強硬路線を敷くべきだとの見解を示した。  林氏は「ウクライナ国境で何かが起これば、その結果が他者のアジアでの計算に影響を及ぼす可能性がある」とし、「この問題については揺るぎない姿勢が必要だ」と語った。  日本は長年、尖閣諸島や台湾を念頭に、中国が軍事力を用いてアジアの現状を変更する動きをけん制してきた。