米政府機関の科学者は15日、気候変動によって氷床や氷河が解け米国の海岸線の海水位が2050年までに平均約1フィート(約30.5センチメートル)上昇するとの予測を明らかにした。この予測は米海洋大気局(NOAA)、米航空宇宙局(NASA)などの政府機関や学術機関による報告書で明らかになった。この報告書によると、世界では1920年から2020年までの間に海水位が約0.55フィート上昇した。米国の海岸線では過去100年間に平均約0.9フィート上昇した。NOAAは17年に海水位の変動について2200年までの長期の予測をまとめていたが、新たな予測ではこれを修正した。今回の報告書では向こう30年間の見通しを初めて詳細に記述した。