米半導体大手インテルは、他社のチップ製造を請け負う計画を明らかにしている。この同社の野心に疑問を抱いている人にとって、イスラエルの半導体メーカー大手タワーセミコンダクターの買収は、それを払拭(ふっしょく)することになるはすだ。この買収については、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が14日に報じ、両社が翌日に発表した。買収額は54億ドル(約6250億円)と、インテルにとってアルテラ、モービルアイ、マカフィーに次ぐ史上4番目の規模の合併・買収(M&A)となった。しかし、プレミアムの面では、前2者を上回っている。タワーに提示した1株当たり53ドルという金額は、同社株価の直近終値に60%上乗せした水準だ。一方、2017年にモービルアイに提示したプレミアムは34%だった。
インテルのタワー買収、受託生産ノウハウ獲得に
高いプレミアムもファウンドリーの野心実現には妥当
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