中国では卸売価格のインフレが減速し、消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化した。物価の抑制へ政策引き締めを検討する主要国が増えているが、中国政府には成長を刺激する余地が生まれた形だ。中国国家統計局が16日発表したところでは、1月の生産者物価指数(PPI、メーカーが請求する卸売価格の指標)は前年同月比で9.1%上昇と、12月の10.3%から伸びが縮小した。同局の上級統計官は、石炭と鉄鋼の価格下落がPPIの減速に寄与したと述べた。中国のPPIは昨夏以降、高止まりしている。世界的なサプライチェーン(供給網)の目詰まりとエネルギー価格の高騰が一因で、そうした要因は主要国の多くでインフレに拍車をかけている。米国のCPIは先月、40年ぶりの高水準となった。