米アルファベット傘下のグーグルは16日、スマートフォン(スマホ)「アンドロイド」のアプリをまたいだ個人情報の追跡を制限する新たな仕組みを導入する計画を明らかにした。広告業界によるモバイル機器データの収集制限に向けた取り組みでは、米アップルが先行する。グーグルはブログ記事で、端末にひも付けられた英数字のIDに代わる、よりプライバシーに配慮した仕組みを開発する方針を表明した。一部アプリはこのIDを使ってユーザー情報を収集・共有している。少なくとも今後2年間は現行のスマホIDのサポートを続け、変更を実施する前に業界に周知させるという。また、開発段階で業界の協力を求める考えも示した。新しいシステムの仕組みや見た目などに関する詳細は明らかにしていない。