「勢いがあるように見えて、内情は悲惨」。
そんな会社にならないために。
1年目から2年目にかけては、どんどんお客さまの数を増やして、事業を拡大していきました。しかし、その結果として利益は微増。あのまま拡大路線を続けていたら、利益が増えていくどころか、赤字の年ももしかしたらあったかもしれません。
これまでの事務所の損益推移を見ていると、「勢いがある会社に見えても、内情は悲惨」という会社がどこにでもあるのではないかと感じます。事実、私の税理士事務所も、「人が急激に増えた2年目」は今振り返ってみるととても苦しかったです。
3年目以降は人を増やさなかったので、ずいぶん楽になりました。私の税理士事務所のような小規模な会社でも、そうなるのです。もっと規模を大きくしていくと、どうなるのか。
もちろん、人を増やすことで大きく利益を出していく会社もあると思いますが、人が増えれば増えるほど、どんどん悲惨な状態になっていくような会社も存在するのではないでしょうか。
そうならないよう、経営者は自分にとって会社の器(規模)をどれくらいにするのか、起業前からある程度は考えておく必要があると思います。
(次回は12月26日更新予定です)
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