「ウクライナショック」が起きたら、投資家が絶対にやってはいけないことPhoto:PIXTA

ウクライナ危機の影響で、世界中の株式市場にも動揺が広がっている。ロシアの株式市場は2月21日、1日で13.2%も下落した。この「ロシア=ウクライナショック」に、投資家はどう立ち向かうべきなのか。投資家が絶対に間違えてはいけないことについて解説しよう。(経済コラムニスト 大江英樹)

ロシアの株式市場が大暴落
世界の株式市場は今後も下落する?

 昨日(2月21日)はロシアの株式市場が一日で13.2%下落という大きな下げに見舞われた。この原稿を書いているのは2月22日時点なので、ロシアはまだウクライナへ本格的には侵攻していない。世界的に株価がここまで不安定な状態になっていることからも、ウクライナ情勢が経済へもたらす影響が大きいことがわかる。しかし、ウクライナ侵攻は実際に起きるのかどうか、そして仮に起こったとして、その後どのような展開になるのかは、今の時点では見通すことができない。

 株価にとって何が起きるかがわからない不安な状況というのは大きなマイナス要因だ。また、想定外の事態が起きた場合に、株価は上昇・下落どちらの方向にも大きく反応する。