中国政府は24日、ウクライナについてのロシアの関心を支持する姿勢を示した。ロシアの軍事行動を侵攻と表現することは避け、同国との緊張をあおったとして米政権を非難した。中国の王毅外相は24日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と電話で協議し、各国の主権と領土を尊重するという中国の姿勢をあらためて強調した。一方、ウクライナについては「複雑で特有な」歴史問題が絡んでいると中国政府は理解していると語った。現地時間夜に国営メディアが公表した公式声明で明らかになった。声明には協議時刻は記載されていないが、ロシアが侵攻を始め、ウクライナ各地の軍事施設が激しいミサイル攻撃に遭っていた北京時間の正午ごろより後に開かれたようだ。