ロシアがウクライナへの侵攻を開始してから初となる協議に向け、両国政府の当局者が準備を進めている。ロシアは27日に代表団をベラルーシ南部ゴメリ市へ派遣。だがウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍による攻撃の拠点となっている国での協議は拒否したと述べた。ゼレンスキー氏はその一方で、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と27日に電話で会談し、両国の国境沿いのプリピャチ川でロシア代表団と協議するため、ウクライナ代表団を派遣することには合意したとした。ルカシェンコ氏は2年ぶりとなるゼレンスキー氏との会談で、協議中はベラルーシ側からロシア軍が攻撃することはないと約束したという。