1000点をひとりで出す必要はない
ただし、自分ひとりの力で1000点を目指す必要はありません。
ひとりで1000点を出せなければ、100点の力を持った人を10人集めて1000点にする方法を別解として考えればいいのです。
仮に、あなたが営業部の平社員で、直属の上司が係長だったとします。評価が100点に収まっていると、評価は直属の上長である係長の範囲内で留まってしまいます。
ところが、100点を超える評価を得られるような仕事をすると、係長の上にいる課長や部長、さらに営業部以外の他部署の係長、課長たちが直接自分を知ってくれる機会になります。
彼らの頭にあなたが優秀であることがインプットされれば、やがてあなたは各部署から取り合いになる存在になり、さらに得点は上がっていくはずです。
評価を高め、評判を集めるには、高い点数を取ったほうが時間をショートカットできます。
若い人は、100点の成功を10回つくるよりも、1000点の大成功を1回狙ったほうがやりたいことができると私は思います。
(本原稿は、平尾丈著『起業家の思考法 「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法』から一部抜粋・改変したものです)