米国とイランは3日、2015年のイラン核合意の再建で合意に近づいた。ただ両国の当局者は、今後数時間で解決しなければならない最後の問題がいくつか残っているとの見方を示した。両国に加え、英国、フランス、ドイツ、ロシア、中国の代表が当地で数週間にわたって協議した結果、核合意の再建で合意間近となったと外交官らは述べた。核合意では、イランの核開発を一時的ながら厳しく制限するのと引き換えに、同国に対する国際制裁の大半を解除した。英国の交渉責任者、ステファニー・アルカク氏は3日のツイッターへの投稿で、「合意目前だ」とし、「あと数歩、前進する必要がある」と述べた。米国とイランの当局者は、未解決の大きな問題が少なくとも一つ残っていると注意を促した。イラン側は核合意が再建された場合にさらに制裁を解除するよう要請しており、特に米国から「外国テロ組織」に指定されているイラン革命防衛隊(IRGC)の指定解除を求めている。
米・イラン、核合意再建で合意に近づく
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