米アップルは、スマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」のラインアップに高速通信規格「5G」対応の低価格モデルを追加する。高価格モデルへの需要を巡り懸念がくすぶる一方、今年の販売台数が過去最多に達すると予想する向きもある。同社はオンラインで開催したイベントで、第3世代となる「iPhone SE」を発表。また、「Apple TV+(アップルTVプラス)」で米大リーグ(MLB)の試合を配信することも明らかにした。ストリーミング動画の拡充を進める。最新のアイフォーンSEは、5G対応でより高性能のプロセッサーとカメラを搭載した以外は旧モデルとあまり変わらない。基本価格は旧モデル(399ドル~)から若干引き上げ、429ドルに設定。画面サイズは4.7インチのままで、iPhoneのラインアップの中では最も小さい。外装も旧モデルから引き継ぐ。