カメラマンとしての腕を
知ってもらうために行ったこと
Hさん(40代・男性)は、週末カメラマンです。カメラメーカーのエンジニアとして開発部門に所属し、家庭では4人家族のお父さんと、一見どこにでもいるごく普通のサラリーマンです。ところが、別の顔を持っています。週末は、人物のポートレートなどを撮影する腕利きのカメラマンに変身するのです。
長期の休暇があれば、海外に撮影旅行に出かけるなど、なかなか本格的に活動しています。撮った写真は、制作会社や広告代理店などに提供されることもあり、それが副収入になっています。
就職するまでは、プロのカメラマンになりたいと思っていました。撮影技術を身に付けるために学校にも通いました。しかし、生活が安定しないという理由で両親に猛反対されました。「何のために大学に行かせたと思っているんだ」と泣きつかれると返す言葉がありませんでした。