「今までのやり方」を疑ってみよう
ーー現状に不満があっても、新しいやり方を取り入れることに抵抗があって、「これまで通り」でいようとする人も多い気がします。
yuji:「今までのやり方が正解」というのは、それこそ「幻想」かもしれません。「今までのやり方」を1回疑ってみるっていう視点はすごく大事かなと。
というのも、世の中にある仕事の中には、「自己矛盾」をはらんでいるような仕事もあると思うんですよ。
例えばお医者さんの場合、世の中から病気をなくしたい、病気を良くしたいというのが、お医者さんの願いだと思うんですけど、病気がなくなってしまったら、お医者さんは稼ぐ方法がなくなりますよね。
お医者さんにかぎったことではなく、問題解決をするような仕事であれば、すべて当てはまります。
僕の個人セッションもそうです。
世の中から悩みがなくなってほしい、その人それぞれが本来の魂のレールを歩んでほしい、と思っているんですが、もしみんながそれを本当に達成できたとしたら、僕の仕事はなくなります。そうなったら僕はたぶん、他の仕事するので、全然問題ないんですが。
でも人によっては、自分のやっている仕事がなくなること事態が恐怖だったりするじゃないですか。
僕はある意味開き直ってるから、なくなったらなくなったでいいと思っているけど、でもそれがなくなったら困る方もいる。
そうなっちゃうと結局、不安再生システムがずっと続いてしまう。とくに資本主義とか、現代の仕組みが抱えてる闇の部分はたぶんそこにある気がします。
そこから早く抜け出したほうが、個人的にはたぶん人間はハッピーになるんじゃないかと思うんです。
みんな、なんとなくそこに気づいていながらも、ずっととりあえず現状維持みたいな状況が続いている。
そこは勇気を出して、今までのひな形どおりにやるのはもういいんじゃないんですかって、その仕組み自体を1回疑ってみてもいいと思うんですよね。
星読み係、ヒーラー。
香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は各媒体での連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む』(講談社)、『星2.0』(光文社)、『yujiの星読み語り』『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』(すべてワニブックス)など。最新作は『風の時代の未来予測』(講談社)。Photo by TAKURO WATABE
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