今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では、3人のメンバーが予想される0.25ポイントよりも大幅な利上げを支持するかもしれない。ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は2日の議会証言で、2年前に始めたゼロ金利政策を解除するに当たり、初回の利上げは小幅にとどまるとの見解を表明。「3月の会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを引き上げるのが適切だと考えている。0.25ポイントの利上げを提案し、支持したい」と述べた。大半のFRB当局者はパウエル氏の考えに賛同しているようだ。ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁も2月下旬、数回に及ぶとみられる利上げを初回から大幅にすることに否定的な見解を示した。「3月の会合で目標レンジを引き上げるのが適切だろう」とした上で、「最初から大きな一歩にすべきという説得力のある論拠は見当たらない」と述べた。
FRBの大幅利上げ支持派、ウクライナ情勢で沈黙も
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