新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)や欧州で起きているウクライナ危機ほど、物流の価値を際立たせるものはない。米電子商取引大手アマゾン・ドット・コムが運航機数を増やしていることは、同社が配送部門に投資を強化していることの表れであり、これとひきかえに、米宅配・航空貨物大手のフェデックスやユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、ドイツポスト傘下のDHLがマイナスの影響を受ける可能性も示唆するものだ。15日遅くに公表された分析リポート(デポール大学のジョセフ・シュヴィーターマン教授主導で半年ごとに実施)によると、アマゾンの航空貨物事業部門の運航便数は現在1日平均187便と、2020年5月時点の85便から増加している。
アマゾン、航空物流を強化 流通網障害を機に
自前の航空貨物便を増加、フェデックスなどの脅威となる可能性も
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