米英両政府は22日、英国産の鉄鋼とアルミニウムに対する関税を撤廃することに合意した。英国側は米国産のウイスキーやオートバイ、タバコの関税を撤廃する。バイデン政権当局者らは、今回の合意によってトランプ政権時に課された関税が撤廃された上、英国から「歴史に基づく持続可能な量」の鉄鋼やアルミ製品が米国に出荷されることになると述べた。また英国は蒸溜酒や農産物、消費財など5億ドル相当以上の米国製品に対する報復関税を撤廃する。バイデン政権は欧州連合(EU)や日本ともここ数カ月間で同様の合意を結んでおり、トランプ政権時の貿易戦争で緊迫していた友好国との貿易関係修復を続けている。