2022年の株式市場はエネルギー株が先頭を走っている。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原油価格が高騰し、エネルギー株も連れ高している。投資家は供給リスクが顕在化したり地政学的緊張が急変したりしないか目を光らせる。一方、ガソリン価格は過去最高値まで上昇し、消費者に打撃を与え、ただでさえ高いインフレ率を押し上げている。S&P500種指数の各セクターのうち、年初来騰落率がプラスとなっているのはエネルギー(37%高)など二つのみだ。S&P500種自体は5.3%安で、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて予定している利上げペースを投資家は警戒している。もう一つの上昇セクターである「金融」は1%高にとどまる。
エネルギー銘柄が熱い、今年の米株市場
「燃料、農業、天然資源、金が新たなFANGになる」
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