ロシア株式市場で24日に取引が一部再開される。取引はロシアによるウクライナ侵攻に伴い1カ月近く停止したままだ。取引再開で相場は再び急落する可能性がある。ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナへの攻撃を開始した2月24日、ロシアの主要株価指数であるMOEX指数は33%下落した。取引停止前の最終取引日となった翌25日には指数は下落分をある程度取り戻した。ただ、その後欧米の制裁措置によってルーブルは急落し、ロシアの経済的苦境は深まった。ロシアは影響軽減のため、強硬な措置を打ち出している。外国人投資家にはロシア株の売却を禁じた。政府系ファンドには数十億ドル相当の株式を買い入れるよう命じた。ある関係者によると、ロシアの株式市場は最終的に、以前とは大きく異なる姿になる可能性がある。現在検討中の案では、市場は外国人投資家向けと国内投資家向けに2分割されるという。
ロシア株式市場、24日に一部再開へ 市場分割案も
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