「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。新刊『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

なぜ40代からは稼ぎ口が2つ必要なのか?Photo: Adobe Stock

年収が増えて、節税もでき、お金が貯まる

 本書は副業の本ではありません。

「えっ? どういうこと?」と思われるかもしれませんが、副業とは、本業以外の収入を得るための仕事を指すからです。

 しかし、本書でお伝えするのは、副業が、本業に取って変わるほどのメソッドです。本書を読んで実践すれば、月10万円の副収入はたやすい。その延長で、3年後には年収が2倍になり、5年後には3倍になる。そうすれば、50代での独立も視野に入ります。

 そのために、いますぐ稼ぎ口を2つにすること。そうすれば年収が増えて、節税もでき、お金が貯まる。そんな一石三鳥のメソッドを「稼ぎ口二刀流」と言います。

「稼ぎ口二刀流」の特徴は再現性です。副業をテーマにした本の多くは、著者の成功体験をベースにしているので、効果はあると思いますが、他の人にも当てはまるとは限りません。

 これからお伝えする「稼ぎ口二刀流」の原型は、2014年1月から、セミナーで伝えてきた「妻社長メソッド」。忠実に実践された9割の受講生が何らかの成果をあげて、足掛け10年で、約6000名が学ばれました

 副業禁止の会社員や公務員を始めとして、自営業者、士族、専業主婦、大学生でさえも、できています。1年で副収入が本業を超える人、2年で年収が3倍になる人、3年で会社を辞めて独立する人など、思い描いた夢を実現する人が続々と誕生しています。

 誰もができるメソッドとして、私以外の人も成功している。再現性を究極に高めたので、追体験をしていくだけで、おのずと自身のもう一つの稼ぎ口が必ず見つかります。

 では、なぜ本業以外の仕事をする必要があるのか?

 生まれ年が1970年代なら70歳前後まで年金をもらえないからです。1980年以降なら75歳前後までもらえないでしょう。しかも65歳以降は、会社には再雇用する義務がない。相次ぐ法改正により、無収入となる5年ないし10年を、自力で乗り切るしかない未来がほぼ確定したのです。

 でも解決策があるので、ご安心ください。「稼ぎ口二刀流」は、40代で始めるのが最も効果的です。なぜなら40代が、人生の分岐点だからです。40代から準備できれば、50代には本業の収入を上回ります。そうなれば、役職定年や定年再雇用という悩みのタネから一気に解放される。独立も視野に入り、無収入となる空白期間も消滅します。もちろん50代の方でもまだ間に合います。

 30代なら、なおさらです。いずれにしても、40代で副業し始めて50代で独立し、元気なうちは働き続ける。サラリーマンにとって、スタンダードな働き方になるでしょう。

 第一号被験者はもちろん、私です。15年ほど前に遡るのですが、当時の私は銀行員でした。

 数千件の法人融資などに携わり、本部では企画や営業統括を拝命。支店長の相談役となり全国の支店を指揮・指導してきました。

 しかしそれはあくまでも、表向きの顔。この陰に、当時は誰にも言えなかった裏の顔がありました。私はFXと株の信用取引で数千万円も大損し、莫大な借金を抱えて破産寸前にまで陥った銀行員だったのです。

 でも、「稼ぎ口二刀流」のおかげで借金を完済。老後資金を確保したうえでセミリタイアすることができました。そして現在、非営利型一般社団法人お金のソムリエ協会を設立し、マネーリテラシーの普及に勤しんでいます。

 ただし本書では、副業が本業を上まわる安定収入を得たとしても、本業・副業の二刀流の維持を強くアドバイスしています。あくまでも両輪で走り続けることが互いに相乗効果を生むことがわかっているからです。

*本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』から一部抜粋し、再編集したものです。