ロシア軍がウクライナ首都キーウ(キエフ)から先週撤退した後、キーウ郊外にあるブチャの集団墓地に民間人100人以上が埋葬されているのが見つかった。ウクライナ当局や独立系の人権監視団体などはブチャを含む複数の地域で、侵攻したロシア軍による戦争犯罪の証拠が明らかになりつつあるとしている。ロシア軍はブチャから撤収した際、路上に複数の民間人の遺体を放置。国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは3日、ロシア軍が占拠したブチャを含むウクライナ国内の地域で、レイプや処刑が行われていたとする報告書を公表し、その他にも戦争犯罪の疑惑があると伝えている。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日に放送された米CBSとのインタビューで、「後ろで手を縛られ頭部を切断された人たちや、拷問され殺害された子ども」の遺体も見つかっていると述べた。
ウクライナでロシアによる戦争犯罪の可能性、人権団体など指摘
有料会員限定
あなたにおすすめ