ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャでの残虐行為疑惑を受け、欧州連合(EU)では対ロシア制裁を強化する動きが強まっている。  EUの執行機関である欧州委員会は、新たな制裁案を提示する見込み。複数の関係者は、ロシア軍が戦争犯罪を行ったとされる報道を踏まえ、制裁案をいかに強力なものにするか検討していると述べた。  フランスのエマニュエル・マクロン大統領は4日、ロシア産原油・石炭の輸入を禁止するよう求めた。エネルギー制裁に反対していたEU加盟国の中には、このような動きに公然と協力的になったところもある。