新型コロナウイルスワクチンの接種後に心臓に炎症が起きるリスクは、特に新型コロナに感染した場合や他の病気のワクチンを接種した場合の心臓関連リスクに比べると低い。2つの大規模な研究で明らかになった。1つ目は、呼吸器医学の専門誌「ランセット・レスピラトリー・メディシン」がオンラインで11日発表したもの。これまでの22の調査を基に、さまざまなワクチンについて4億余りの接種による影響などを分析した。これによると、コロナワクチンを接種した人が心筋炎などを発症するリスクは、インフルエンザやポリオなどコロナ以外のワクチンを接種した場合のリスクと大きく変わらなかった。また、コロナワクチン接種に関連した心臓リスクは、天然痘ワクチン接種後のリスクより低かった。