「上司や先輩が仕事を教えてくれない」
悩みに時間を割いている場合ではない!
【お悩み相談】
4月に入社し、営業部に配属されました。何をどうしたらいいのか、よくわかっていませんが、早く結果を出したいです。最短で結果を出す方法を教えてください。(20代、男性)
【菊原アンサー】
これは営業職に限りませんが、学校と会社の最大の違いの一つに、「時間割がない」ことがあります。学校だと「1時間目が○○で2時間目は△△」と決まっていますが、会社ではそんなものはありません。
また、内定説明会や入社オリエンテーションなどでは、「うちは風通しのいい会社です」「わからないことがあったら何でも、上司や先輩に聞きましょう」と聞かされていたのに、いざ営業の現場に配属されると、そんなのは“ウソ”だった、というのもよくある話です。
会社が毎日やることを決めてくれて、先輩や上司が手取り足取り教えてくれる――なんてことは、社会人ではあり得ません。
そもそも営業の世界では、新人もベテランも関係なく、みんな「ライバル」です。結果を出している人が、「契約を取る秘訣(ひけつ)はまず……」などと自ら情報公開するわけがありません。
「上司や先輩が仕事を教えてくれない」というのは、営業1年生の悩みとしては、ありふれたものです。ということは、裏を返せば、そんなつまらない悩みに時間を割いている場合ではありません。
あたふたして路頭に迷う前に、まず自分から積極的にアクションを起こしましょう。次ページからは、新人がどう行動し、どうやって契約を取ればいいのか、最短で結果を出す方法を解説します。