北朝鮮によるミサイルの発射が懸念される中、米海軍の原子力空母が今週、日本海の公海上に入り、北朝鮮をけん制する動きを見せている。韓国メディアの報道によると、米海軍の原子力空母「エイブラハム・リンカーン」と空母打撃群は、同国の南東部沿岸の国際水域を航行している。米軍の空母が日本海に入るのは、金正恩(キム・ジョンウン)体制の下で戦術兵器の実験が相次ぎ、朝鮮半島の緊張が高まっていた2017年11月以来となる。韓国メディアによると、空母は金日成主席の生誕110年に当たる今月15日を含む数日間にわたり同海域に滞在する。衛星写真からは、首都平壌の訓練場で大規模なパレードが行われる公算が大きいことも示されている。米当局者は、金正恩総書記が祝賀行事の一環として核実験やミサイルの発射実験を行う可能性もあると懸念を表明している。
米空母打撃群が日本海に 北朝鮮けん制の動き
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