――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  インフレが加速している中での利上げは、米連邦準備制度理事会(FRB)にとっても正当化しやすい。だが、インフレ鈍化局面での利上げとなれば一段と難しくなるだろう。  米労働省が12日公表した3月の消費者物価指数(CPI)は、季節調整済みで前月比1.2%上昇した。前年同月比では8.5%上昇となり、1981年12月以来の高い伸びとなった。インフレ基調のすう勢をより正確に示すとされる食品・エネルギー価格を除くコア指数は、前年同月比6.5%上昇と、1982年8月以来の大幅上昇を記録した。